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映画 太陽がいっぱい (1960年 仏・伊)
PLEIN SOLEIL

 フランス映画の傑作中の傑作。「禁じられた遊び」の名匠ルネ・クレマン監督が発表した犯罪映画。
 富豪の友人を殺害してその彼になりすまし、友人の恋人も手に入れようとした貧しい青年をアラン・ドロンが熱演。ラストのどんでん返しが衝撃的。アラン・ドロンがフランス映画界最大のスターになるきっかけを作った映画といってもいい!



ルネ・クレマン
監督: ルネ・クレマン Rene Clement
製作: ロベール・アキム Robert Hakim
レイモン・アキム Raymond Hakim
原作: パトリシア・ハイスミス Patricia Highsmith
音楽: ニーノ・ロータ Nino Rota

出演: アラン・ドロン Alain Delon (Tom Ripley)
マリー・ラフォレ Marie Laforet(Marge)
モーリス・ロネ Maurice Ronet (Philippe)
エルヴィール・ポペスコ Elvire Popesco (Mem Popova)
エレノ・クリザ Erno Crisa (Inspecteur Riccordi)

【映画の解説】
 1950年代後半、ローマ、イスキア島。
 出身の卑しいアメリカ青年リプリー(アラン・ドロン)は金持ちの放浪息子フィリップ(モーリス・ロネ)をアメリカに連れて帰るようフィリップの父に依頼されるところから物語りは始まる。
 しかし、フィリップは帰ろうとせずリプリーは5千ドルの報酬金を受け取ることが出来なかった。
 フィリップは、ナポリに近いモンジベロという漁村に腰を落ち着け、豪華なヨットを買い込み、パリ娘の恋人のマルジェ(マリー・ラフォレ)と享楽の日々を送っている。
 しかも、フィリップはリプリーを奴隷か下男の様にぞんざいに扱う。
 そのうちリプリーは金への欲望と、エスカレートするフィリップの嫌がらせに対する復讐心から殺意を抱く。
 そしてついに、ヨットで沖に出て二人きりになった時をねらい太陽がサンサンと輝く中で殺害計画を実行。
 死体はロープで縛り、海へ捨てた。陸へ上ると彼はサインを練習し、パスポートを偽造し、偽の手紙をタイプして送る。
 嘘に嘘を重ねて、やがてフィリップの恋人だったマルジェさえも手に入れて……。
 フィリップに成りすまして念願の豪遊生活を送る。
 完全犯罪は成立するか。全てがうまくいくはずだったのだが…。

 “太陽がいっぱいだ”と呟くラストシーンは印象的。輝く太陽を浴びながら、計画通りに金と女を手に入れて喜びに浸るリプリー。スクリューにからまったロープの先にフィリップをくるんだシートが海面に浮かび上がってくる・・・ ニーノ・ロータの音楽が、リプリーの哀しい運命をあらわすには十分で哀しくも美しい。
 ストーリー、サスペンス感とも巧くまとめられていますが、やはり何よりも若き日のアラン・ドロンの妖しげな魅力、鮮烈な太陽と青い海、白いヨットの印象が強烈な映画です。

 後に同じ原作をリメイクした1999年「リプリー」は、マット・デイモン主演でグウィネス・パルトロウ共演。ストーリーの展開、人物描写など様々な点が異なるが、比較して観るのも面白い。

アラン・ドロン  Alain Delon
 1935年11月8日、フランス・パリで生まれる。幼少の頃に父を亡くし17歳で海軍に入隊し、3年余りで除隊。除隊後各地を放浪した末にパリに戻る。知人の紹介でカンヌへ行き、映画祭で米国のプロデューサーのセルズニックに認められるが、契約内容に不満があったため、フランス映画界からデビューを果たす。デビュー作は1957年「女が事件にからむ時」。そして1960年に公開された 「太陽がいっぱい」で爆発的人気を得てトップスターへ。
 1958年に「恋ひとすじに」の共演者ロミー・シュナイダーと婚約するが、それを破棄してナタリー・バルテルミー(後のナタリー・ドロン)と結婚。
 1969年にナタリー・ドロンと離婚、ミレーユ・ダルクと同棲する。その頃、彼のボディガードのマルコヴィッチ殺人容疑が掛かり大スキャンダルとなる。やがて殺人容疑は晴れ、製作者としても活動を開始。その後も、「危険なささやき」で監督業に乗り出すなど精力的に活躍。
 1984年「真夜中のミラージュ」ではセザール賞主演男優賞を受賞。1998年、旧友、ジャン=ポール・ベルモンドとの共演で話題を呼んだ「ハーフ・ア・チャンス」を最後に引退宣言をした。ナタリーとの間に生まれたアンソニーは俳優になった。

【主な出演作品】
 女が事件にからむ時 (1957)
 太陽がいっぱい (1960) 
 黒いチューリップ (1964)
 黄色いロールス・ロイス (1965)
 ジェフ (1969)
 冒険者たち (1967)
 あの胸にもういちど (1968)
 シシリアン (1969)
 ボルサリーノ (1969)
 仁義 (1970)
 レッド・サン (1971)
 ショック療法 (1972)
 ビッグ・ガン (1972)
 暗黒街のふたり (1973)
 スコルピオ (1973)
 愛人関係 (1973)
 友よ静かに死ね (1976)
 パリの灯は遠く (1976)
 チェイサー (1978)
 エアポート'80 (1979)
 危険なささやき (1981)
 スワンの恋 (1984)
 真夜中のミラージュ (1984)
 ヌーヴェルヴァーグ (1990)
 カサノヴァ最後の恋 (1992)
 百一夜 (1995)
 ハーフ・ア・チャンス (1998)


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